産後の肩こりを悪化させないように工夫できること
恥骨の痛みは妊娠中や産後の女性に多くみられる症状で、人間の体の中心に位置する部分にあるので痛むと正常に動けなくなることもあります。
悪化して重度になってしまうと歩行困難・寝返りが打てない・階段を登れないなど、様々な支障が起こってしまうのです。
ちなみに、稀ですが男性でも発生することがあります。
その原因は…
どのような原因で発生するのかというと、まずは骨格の歪みがあります。
これは日常生活などで捻じれていた骨盤に対して、出産などで横に開く大きな力が加わることで損傷を起こし痛みが起こります。
血液やリンパの流れの停滞も原因として考えられることで、これにより筋肉などが固くなることも原因の一つです。
均等に全体が固くなるのなら問題はないのですが、一部分だけ滞り固くなってしまうと骨格の歪みに繋がり痛みを起こしてしまいます。
内臓の機能低下は骨格に現れて骨格を歪めることで痛みの原因になる可能性もあります。
無意識に日々行っている日常の癖も気づかないうちに骨格の歪みを発生させ痛みの原因となります。
そして発生する7割を占める最大の原因となるのが妊娠・出産で、その為産後の恥骨の痛みに悩まされる方が多くいます。
妊娠・出産に伴い骨盤が真横に大きく開くことで恥骨部分には大きな負担がかかることが原因なのですが、元々筋肉の捻じれや骨格の歪みが少ない人は痛みが発生しないこともあります。
ただ多くの方が痛みを感じますし、酷い場合には恥骨結合離開と言う恥骨のど真ん中が離開してしまう症状になることもあります。
何か良い方法はあるの?
ではどのようなことを日常的に注意することが予防法になるのかというと、足組み・片足荷重・バック片掛け・アヒル座りなどの日常の悪い癖を注意して骨格の歪みを防ぐことです。
また、多少歪んだ骨格であっても動くことによりある程度矯正されることもあるので、できる限り大きなゆっくりした動作を心がけると良いです。
例えば、日常で無意識にしている大きく伸びる動作などがあります。
それから人間にとって冷えは機能低下の要因になるので、特に内臓の冷えには注意して冷やさないように心がけることです。
なかなか意識することは難しいですが体を捻じった状態で寝ると骨格の歪みにつながるので、体が捻じらない寝方を心がけることです。
どのような寝方かというと横に寝た時に上の足を前に出した状態で、これを予防するためには上の足を下の足と揃えて寝るか、抱き枕などを利用して体が捻じれないようにすると良いです。
このような予防法も大切なことですが、産後の恥骨の痛みを根本的に解消するのなら、一度信頼できる整体や整骨院、または病院にて相談されることをお勧めします。