筋膜をほぐすために行うケアが筋膜はがし
筋力をアップするために行う筋トレで筋肉量を増加させるためには、単に運動を行うだけではなくて適切な栄養と休養を摂ることが、とても重要なポイントになります。
また、それと共に凝り固まってしまった筋肉をほぐすというケアも大事で、ストレッチなどで筋肉自体をほぐしケアをする人も多いです。
しかし、筋肉だけでなく筋膜が硬くなっている可能性があって、筋膜が硬くなると肩こりなど体の様々な部分にコリを感じやすくなるのです。
そこで、近年注目が集まっているのが筋膜はがしで、筋肉に張り巡らされている筋膜をほぐすために行うケア方法で、筋膜に直接アプローチするのです。
筋膜は固まりやすい部分なので、筋トレを愛する人たちやハードな運動量をこなすアスリートたちの間では、近年ポピュラーになってきています。
筋膜はがしの効果とは
では、筋膜はがしを行って筋膜をほぐすことで、どのようなメリットが得られるのかというと、筋肉が伸びやすくなるというのがあります。
そして筋肉に伸縮性が戻ると、体の循環がよくなって疲労の原因となる疲労物質が溜まりにくくなりますし、筋肉が伸びて柔らかくなることにより体の柔軟性がアップしケガを予防できるのです。
また、体に酸素が行き渡りやすくなるので運動能力アップが期待できますし、普段動きにくかった筋肉も動きやすくなることが期待できます。
それから筋肉全体を効率よく動かせることで基礎代謝の向上が期待できますし、筋肉デトックス効果でしなやかな筋肉をつけられるのです。
このように、筋トレやスポーツの面で様々なメリットが得られると共に、ダイエット面でも嬉しい効果が期待できるのです。
ストレッチポールでコロコロも有効
やり方は簡単で、もし肩こりを解消するのなら、両腕を前に伸ばして背中を丸めないで、肩甲骨だけを押し出すイメージで20~90秒間キープするだけです。
つまり、基本的にはストレッチよりも長い時間をかけて、しっかりと伸ばすといったイメージで行うと良いのです。
その為には、筋膜が硬くなっているトリガーポイントを探して、そのポイントにテニスボールなどを用いて圧力をかけながらストレッチをすると良いです。
もしテニスボールなどでは圧力がかけられない場合には、表面に凹凸のついた専用ローラーを使用すると良いです。
その時には、筋膜が伸びていると感じられるように、できるだけゆっくりと時間をかけてリリースして行くことがポイントになります。
無理はしないでね
ただ、間違えた方法で筋膜はがしを行うと、逆にトリガーポイントを痛めてしまう可能性があります。
関節や骨など筋肉量が少ない部分は痛めてしまう恐れがあるので、筋肉が少ない部分は避けるように注意する必要があります。
また、骨粗しょう症・高血圧・抗凝固薬の服薬がある人については、医師に相談してから行うようにすることです。
それから始めた時にもみ返しのような痛みを感じることもあって、その痛みが酷い場合には様子を見ながらペースを調節する必要があります。
無理をしすぎることは良くないということも認識しておくことが大切です。