自宅で簡単!骨盤底筋群の鍛え方
骨盤底筋群は、膀胱や子宮、直腸など骨盤内の内臓を下から支えていて、尿道や膣、肛門を取り巻いているとても小さな筋肉群のことです。
■骨盤底筋群はどんな役割があるの?
主に「子宮環境を整えて」くれています。
1.骨盤内の内臓を支えている
2.子宮環境を整える
3.尿道や膣、肛門を引き締める
骨盤底筋群を鍛えると骨盤内の血液やリンパの流れがよくなり、子宮や卵巣の環境を整えることにつながります。子宮や卵巣は冷えが大敵と言われていますので、血液やリンパが巡るいい環境にすることで、女性ホルモンのバランスを整えることができます。
ご出産を経験すると、骨盤底筋群の筋肉が使いづらくなり、そのまま放っておくと筋力が弱くなってしまいます。すると「ポッコリお腹」や「たれ尻」の原因になったり、子宮脱や膀胱脱、尿漏れ等の心配もでてきます。
でも、ご安心ください。骨盤底筋群という名前通りこの筋肉は意識して使うことで鍛えることができます。意識しづらい筋肉の代表ではありますが、焦らずマイペースで鍛えていく事をお勧めします。
『即効!骨盤底筋群エクササイズ』
1.仰向けに寝て、両手はお腹の上に置きます。
肛門を軽く締めて5秒キープ。
続いておしっこを止めるような感じで5秒キープ。
(これを5~10回/日繰り返しましょう)
2.膝を90度に曲げて仰向けに寝て、両手はお腹に置きます。おへそを天井に向かって持ち上げる感じで、少し腰を持ち上げます。
イメージはこちら
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https://www.diet-laboratory.com/exercise.gif
肛門を締め、おしっこを止めるような感じで5秒キープ。
(同じく5~10回/日繰り返しましょう)
文章にすると簡単ですが実はこの骨盤底筋群を意識するのは意外と難しいです。リハビリなどの現場でも使われている方法は、少し抵抗があるかもしれませんが、膣に指を入れてそれを締めつけるという方法です。筋肉は触られていると意識しやすくなります。尿道はさすがに指は入らないのでその後ろにある膣に触れて運動をします。
さすがに心理的にも抵抗がある方法なので、指を入れないまでも、手で股間を触った状態で締めると少し意識しやすくなります。