産後 お腹のたるみ対処法

お腹のたるみの原因は通常2つあります。 妊娠で大きくなったお腹が急激に引っ込んでしまったために皮膚がたるんでしまったから。 また、妊娠中の運動不足や食生活の影響でお腹にお肉がついてしまったことが考えられます。 では、どうしたら産後のお腹のたるみは解消できるのでしょうか?

妊娠中にせり出したお腹は出産後、すんなりと元通りには戻ってくれません。一生このままのお腹なの? と心配になるママさんもいらっしゃると思います。





まず、どうして、産後のお腹はたるんでなかなか引っ込んでくれないのでしょうか?

お腹のたるみの原因は通常2つあります。
妊娠で大きくなったお腹が急激に引っ込んでしまったために皮膚がたるんでしまったから。
また、妊娠中の運動不足や食生活の影響でお腹にお肉がついてしまったことが考えられます。
この2つの原因が絡み合って、その結果、お腹のたるみになってしまっていることが多いです。




では、どうしたらお腹のたるみは解消できるのでしょうか?

まずは、食生活のバランスが崩れてしまうと、お腹がたるんでしまうので、食生活を見なおして、栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。
大体ではありますが、食生活が80パーセント、運動で20パーセントで元の妊娠前の体重に戻ると言われていますので、一番心がけるところは食生活と言えます。




産後すぐには本格的なエクササイズはNO!

筋力が回復しないうちにエクササイズを行うと、腰などの関節に負担をかけてしまうことがありますし、母乳の出や精神的にも悪影響です。
産後1ヶ月は身体の回復に努め、その後体調に問題がなければ産褥体操から少しずつ始めましょう。産後2~3ヶ月すると少しずつ腹筋の力も元に戻ってきます。
産褥体操とは、腹式呼吸や胸式呼吸を取り入れた体操で、基本的に横になった姿勢で行なうものです。血液の循環を促し、お腹の壁や骨盤底筋の回復をたすけてくれます。

産後に起こりやすい尿失禁や腰痛、便秘なども予防し、母体の回復を助けてくれます。産院で指導を受けることもできるので、やり方やコツをしっかり把握してから無理のない範囲で行うと良いでしょう。




体調が落ち着いてくる1か月後以降に「骨盤矯正」がお勧め

産後の骨盤矯正は産後のお腹のたるみにとても有効です。骨盤が歪み、内臓が下に落ちてしまったり、不良姿勢のままでいると、お腹もたるんだままになってしまいます。

また歪んだままでは腹筋が使えないので、エクササイズを始めても思うようにできず、腰痛の原因や挫折に繋がります。実際のお客様で骨盤矯正を初めて約1か月半後にウエストが-15cmになったかたもいらっしゃいます。

骨盤矯正を始める目安としては、通常分娩の場合は産後1ヶ月以降から、帝王切開の場合は産後3か月後以降がお勧めです。

骨盤矯正は早ければ早い方が良いという情報もありますが、実際には産後の体力や機能の回復が最優先なので、出産後直ぐは安静が一番お薦めです。帝王切開の場合は傷口や見えない内臓の回復も含めて通常分娩よりも期間が必要です。

 

 

 

産後1か月過ぎたらエクササイズ開始

悪露(おろ)が治まり、1か月健診を終える頃からは少しずつ運動を取り入れていきましょう。赤ちゃんを抱っこしながらできる簡単なエクササイズや、骨盤底筋のエクササイズ、ストレッチや体操を行ってたるんだお腹をひきしめていきます。


1日に何度も行なう授乳の姿勢も、お腹のたるみに影響しやすいので気をつけましょう。妊娠中に低下した腹筋によって背筋が丸まった状態で授乳し続けていると、お腹の脂肪が取れにくくなります。


また、横座りやぺたんこ座りで授乳していると骨盤の歪みに繋がり、ぜい肉が付きやすくなるので要注意です。椅子に座れない場合でもあぐらや正座で座り、おへそからみぞおちまでをまっすぐキープし、お腹をへこませるように意識しながら授乳するだけでも腹筋を鍛える効果があります。毎日の授乳時間もお腹のたるみ改善に役立ててみましょう。


産後6か月頃までは身体が元に戻ろうとする力が働くので、ボディリメイクのチャンスです。気になるお腹対策は、この時期に集中して行いましょう。
エクササイズ以外の対策としては、その他にはマッサージも挙げられます。
マッサージをするなら代謝がよく、より効果的なお風呂上りに行ったほうがベストです。




産後のお腹のたるみ対策のエクササイズをする注意点は、思っている以上に産後の身体はダメージを受けています。いきなりお腹を引き締めるための腹筋などを行なって腰に負担のかかるような運動は控えましょう。
産後は一番、腰を痛めやすい時期ですから、無理のない程度の運動が大切になってきます。

自分に合ったメニューを、できれば専門の方に聞きながら行うようにしてみてください。