産後の腰痛を改善させるために知っておきたいポイント
出産した後に様々な体のトラブルに苦しめられるお母さんも多いですが、その中でも最も多い症状が『腰の痛み』で、出産を経験した方の2割以上が悩まされています。
弊社代表の奥様も出産後腰痛に悩まされていました。(:_;)
そこで、産後の腰痛を改善させるために知っておきたいポイントを紹介しますので、ひとつの参考としてお役立てください。
■原因
先のページでも紹介しましたが、原因のひとつ目として考えられることが「骨盤の歪み」です。
妊娠・出産に伴い骨盤は大きく広がっていて出産した後は3~4ヶ月かけて少しずつ元の位置に戻るようになっています。
しかし、妊娠中や出産した後の過ごし方により体のバランスが崩れると、本来の正しい位置に戻ることができなくなり骨盤に歪みが生じて腰の痛みを引き起こしてしまうのです。
2つ目の原因は妊娠中の運動不足による「筋肉量の低下」があります。
妊娠中は体調変化や安全面を考慮することから、どうしても体を動かすことが少なくなってしまいがちです。
その結果、筋力が低下して体を正常に支えることができなくなって、腰にかかる負担が増し痛みとして現れることになるのです。
3つ目の原因は子育てによる「体の負担」があります。
どうしても赤ちゃんの世話をする時にはついつい前傾姿勢になりがちですし、慣れないために無理な態勢をしてしまうことも少なくありません。
また、抱っこやおんぶ・授乳なども腰に大きな負担がかかるもので、こうした負担が積み重なることで腰の痛みが慢性化することになるのです。
赤ちゃんせいで体が痛いというのは言いたくないものですよね。
私もそうでした。
ですから育児をもっと楽しむために!という積極的なとらえ方をしていきましょう!
4つ目の原因は「精神的なストレス」があります。
慣れない赤ちゃんのお世話と家事の両立に追われることによりストレスがどうしても溜まりやすい時期でもあります。
ストレスと腰の痛みは関係ないと考えるかも知れませんが、ストレスで自律神経に乱れが生じ筋肉が緊張したり、血流が悪くなったりするため腰の痛みになってしまうのです。
ストレス解消はご家庭によってそれぞれかと思いますが、我が家では「旦那様の協力」「外食(焼肉)」「ママ友との会話」でした。
こればっかりは旦那様の協力、近くにお爺ちゃん、お婆ちゃんがいたら助けてもらう必要が絶対にあります。
ママの食事はバタバタと摂ることがほとんどで、母乳のためにバランスよくとは思いつつも、それがいかに大変なことか…
私もママになってその難しさを痛感させられました…
24時間365日の育児をしながら家事をする…
その一番の休養は外食で好きなものを思いっきり食べて、かつ家事をしないこと。
旦那様にしっかりお金を出してもらいましょう!笑
このような原因を少しでも緩和するアイテムとしては「骨盤ベルト」があって、装着することで正しい姿勢をキープするのに役立ちます。
ただし、頼り過ぎると腰の筋力が低下する恐れもあるので、徐々につけない時間を増やしながら、最終的には骨盤ベルトなしでも正しい姿勢をキープできるようにすることです。
クッションで腰へ負担を軽減したり、前かがみの姿勢を防止したりするのも良いです。
私たちの骨盤矯正ではご自身でできる骨盤を締める体操もお伝えしています。
空いた時間に行うだけでもずいぶん違いますよ。
赤ちゃんを抱っこする場合にドーナツ型のクッションを利用すると腰への負担がへりますし、授乳クッションを使用すると赤ちゃんの位置が高くなるので前かがみ防止に役立ちます。
その他、理想を言うと食事・睡眠・運動の3つの要素を日頃の生活習慣から見直していくことが大切です。
食事の面では腰の痛みを改善するのに効果的な栄養素となるカルシウム・ビタミンD・タンパク質を摂取することで、特にカルシウムが出産した後は不足しがちなので積極的に摂取したいです。
睡眠中の姿勢も腰の痛みに関係してくるので、腰に負担がかからない体にとって楽な姿勢を取るようにすることです。
赤ちゃんを寝かしつけたままで寝てしまうのではなく、そっと体を整えるようにしましょう(できる日だけでもOK!まずは意識を高めましょう!)。
運動でおすすめなのはウォーキングで、筋肉の血流がよくなって腰の痛みの改善につながります。
お天気が良い日は赤ちゃんをベビーカーに乗せてご近所を散歩するようにしましょう!